「ごろりベース」はこうやってできたのだ!【強傾斜130°編】

「民宿ごろり」のプライベートウォールはこんな風に作っていきました。
これからプライベートウォールを作ろうとしている方達の参考になればと思います。

納屋として使われていた木造茅葺きの古民家に作っていきました。
半分は下地がコンクリートですが、もう半分は床と根太が取っ払らわれて地面がむき出しの状態。
ごろりの強傾斜はムーンボードを作るつもりで、本家の作り方を参考にしています。

高さを出すために天井を抜きました。
地面が露出している上に、谷沿いの湿度がある場所なので、木材が腐ったりカビるのが心配、、、
なので、マットの高さぐらい地面から浮かせて作っていくことにしました。

まずは土台部と桁の間に柱を立てました。
杉など同様のものもありましたが、より重くて硬い米松をチョイス。
メインフレームの土台兼、キックボードのフレームとしても使っていきます。

次にキックボードを作っていきます。
合板はラワンランバーコアの15mmを使用。
クライミングジムで使われている合板に比べれば少し薄手ですが、プライベートウォールなら充分だと思います。(が、ホンマは予算の都合です、、、18mmの方が絶対いいと思います。)

一般的にホールドはM10の爪付きナットでを取り付けられています。
インパクトドライバーでM12の木工用ビットを使って、20cm間隔で穴を空けました。
1枚ずつ空けていくのは大変なので、数枚ずつ重ねて空けていきます。

この時、穴を垂直に真っ直ぐに空けれればいいけど、これが結構ムズイ!
ドリルガイドがあれば簡単にできますが、無いので簡単なものを自作しました。
適当な端材でビットを垂直になるよう囲いビスで固定するだけ。精度は見た目通りですが充分に活躍します。

穴を空けたら、後は爪付きナットをハンマーで打ち込みます。
中途半端に打ち込むと、ホールドの着け外しの際に壁の裏でナットが外れます。
最悪、外れて空回りしたナットが壁を削ってエライ事になります。

なので念には念を入れ、接着剤を着けてから、とにかくどつきまくりました。
田舎でも近所から「何しよんや!?」と言われる程の爆音!
それでもとにかく、打つべし!打つべし!打つべし!

キックボードの取り付けが完了。

次にメインフレーム。柱とフレームを組むのに1×4材を使っています。

大枠は小屋梁に直接止めているため、強度も十分です。

メインフレームが完成!いよいよ雰囲気出てきましたね〜。
盛り上がってまいりました!

ここまできたらキックボード同様、メインボードにひたすら穴あけ→ナット打ちをします。
地味でツライ作業ですがここが正念場です。
タン!タン!タッタン!バン!バッバーン!ぐらいで打ってると何か楽しくなります。
色んなリズムを試しながら、あなただけのナット打ちを見つけましょう!

ナットを打ち終えたら、もうできたようなもん。いよいよ取り付けていきます。
1枚ずつ取り付けて行く度に、形が出来上がって気持ちがフンフンしてくる〜。

最後にサンダーでバリやささくれを取り、全て取り付け、仕上げに柿渋を水で1:1に希釈したものを2回塗りました。
天然素材で防腐・防虫効果もあるし、紫外線で色が変わっていくので、エイジングが楽しみです。
ニスは面倒くさなって塗らず。後で後悔するかも、、、

出来上がったので早速ホールドをつけて遊んでみました。ガタツキもキシみもなく、強度に問題は全く無さそう。

ムーンボードとして作りましたが、目的のムーンボードのホールドを買うお金が当面無いので、このままでしばらくは楽しみまーす!

垂壁&ルーフ編もよければどうぞ。